毎日の睡眠を
       穏やかで健康的なものにするために

睡眠障害の治療

睡眠障害の治療法には薬物療法と非薬物療法があります。

まずは、睡眠障害の原因や症状を明らかにする必要があり、必ずしも不眠だからと言って睡眠薬が処方されるわけではありません。

睡眠障害の原因や症状が明らかになったら、原因を取り除く必要があります。

睡眠障害の原因がうつ病などの場合、抗うつ剤や抗不安薬、睡眠剤などが処方されたりします。

睡眠障害の原因が精神的ストレスなどの場合には、カウンセリングなどストレスを取り除く治療が主体となります。

 

睡眠障害の治療法には「光療法」というものもあります。

これは、強い光を見ることで体内時計のリセットをはかり、昼と夜のメリハリをつけさせ、昼間は起きる、夜は寝るという習慣を身につけさせるという治療です。

睡眠障害に有効とされている治療で、効果がある人は続けてみると良いですよね。

医療機関によって浴びる照度と時間が異なり、光療法にもいろいろな方法がありますので、医師の指示に従い行うことが好ましいです。

 

薬物療法に関しては睡眠薬が一般的ですが、内科で睡眠薬を処方してもらっていても眠れないという人が多いですよね。

睡眠障害は睡眠環境を整えたり、快眠グッズを試してみたりすることでも改善されることもありますが、やはり何をやっても眠れないという人は専門医に相談することが改善への道と言えます。

睡眠障害の専門病院というのは少ないですが、まずは掛かりつけの内科医の紹介などで精神科や心療内科で診てもらうと良いですね。

最寄り病院に睡眠科があれば、睡眠科を紹介されるでしょう。

 

睡眠障害には、さまざまな病気が関わっていることもあり精神科や心療内科だけでは治らない場合もあります。

それに全ての精神科医が睡眠に関して学んでいるわけではないので、病院に通っても眠れない場合などは睡眠障害の専門医に掛かる必要があります。

睡眠障害の専門医は、日本睡眠学会が2002年から認定を始め、webサイトなどで公開しています。

睡眠障害の認定医には、内科医であったり小児科医であったり呼吸器科医だったりと様々です。

睡眠障害の症状に合わせて専門医を選ぶとよりベストですね。

受診される場合は、症状やいつ頃始まったかなどのメモを持っていくと診察もスムーズです。

出来るだけ詳しく、家族にも協力してもらい整理してから行くと良いですよ。

子供の睡眠障害

睡眠障害で幼児から小学生の頃に多く見られるのが、夜驚症や睡眠時遊行症(夢遊病)です。

睡眠障害の原因は不明ですが、ストレスなど心理的要因が多いと言われています。

最近、アニメでも怖いシーンなどが増え子供にとって刺激が強くなっていることも考えられますし、強く怒られたことがきっかけになることもあるようです。

 

睡眠障害「夜驚症」は突然起き叫び声をあげ興奮状態になるもので、「睡眠時遊行症」は睡眠中に歩き回ったりするものです。

夜驚症では興奮状態ですし、睡眠時遊行症ではノンレム睡眠時に起こるもので、子供は覚えていないことの方が多いですので、「大丈夫?」と心配したりすると不安にさせてしまいます。

睡眠障害がある場合、昼間の運動量を増やしたりストレスの原因を取り除いてあげたりすると治ることもあるようです。

歩きまわって怪我をしないよう、寝室には危険なものを置かないようにし、子供が安心して眠れる環境を作ってあげましょう。

睡眠障害が頻繁に起こるような場合は、医師に相談してみると良いと思います。

 

子供の睡眠障害には大人の都合が引き起こしているものもあり、問題視されています。

大人の生活に合わせた子供や受験勉強におわれる子供の不眠症や過眠症などは、大人が変わらないと治りません。

 

睡眠障害で苦しむ子供が多いと聞きます。

昼間に眠そうにしていたり、昼寝をよくしていたりなどは睡眠障害のサインかもしれません。

睡眠障害のサインを見過ごさず、早めに病院で診てもらいましょうね。

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